<BMCが第3回のコミュニティイベントを開催>

大手広告代理店出身者たちが、マーケティングを成功に導くための
広告会社とのパートナーシップの築き方を解説

■開催日時:2022年7月27日(水)18:00~19:30 
■開催方法:オンライン開催

マーケティング業界に存在する専門領域ごとの分断を解消し、真に全体最適化されたマーケティングの実現を目指すコミュニティ「BORDERLESS MARKETING COMMUNITY(ボーダレスマーケティングコミュニティ、以下、BMC)」は、「マーケティングを成功に導くための広告会社との理想的なパートナーシップの築き方」と題した無料オンラインセミナーを2022年7月27日(水)に開催いたしました。 

第3回BMCイベント登壇者

BMCは、広告主、広告会社、メディアから、クリエイター、アナリスト、研究者など、マーケティングに関わるさまざまな専門性を持つプロフェッショナルが集まり、領域横断的な知見の交流を行うコミュニティです。会員の知見の交流を通じて、真に最適化されたマーケティングを実現するため、定期的にセミナーを開催しております。

今回は、元 株式会社博報堂・株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 常務執行役員の三神 正樹 氏、博報堂・電通を経て独立した株式会社イグナイト 代表取締役社長の笠松 良彦 氏、アサツーディ・ケイを経て「風とバラッド」の設立に参加し、その後カゼプロ株式会社を立ち上げた戸練 直木 氏の3名が登壇し、これからの広告会社や業界全体に求められる変化をディスカッションしながら、広告会社と理想的なパートナーシップを築き、マーケティングを成功へ導くために意識すべきポイントやノウハウについてディスカッションしました。

広告会社の課題について、戸練氏は、広告会社が置かれる環境が近年急激に変化しているとしながら、「マーケティングにかかわる専門性が高度になり、さらに細分化されていく中で、広告会社が専門性を繋ぐ役割を果たす難度が高まっている」と指摘しました。

それに対し三神氏は、広告会社が求められる役割を「右脳/左脳」「人/仕組み」「プランニング/エグゼキューション」に因数分解して解説しながら、「広告会社は、こうしたマトリクスの中で自社のあるべき姿を考えていく必要がある」とコメントしました。

また、広告会社とのパートナーシップにおいて広告主企業が意識すべき点について聞かれると、笠松氏は「正解が無い中で正解を求めるのがマーケティングならば、広告主も広告会社とともに悩み、考え抜くことが重要」と語り、これに対し三神氏は、「広告会社をともに考えるパートナーにするために、その土壌づくりとして、まずはより積極的に情報やデータを共有することが大事」と、広告主が意識すべき点について見解を述べました。

この点について、参加者から「広告主の目標達成に向けて、どのようなKPIを設定するのが理想的か」という質問があると、三神氏はKPI設定においてはプロセスが重要であるとした上で、「『本質的な成果につながるKPIは何か』という点について、広告主と広告会社が深く議論を重ねられているかが重要。これができた上で設定されたKPIならば成果につながるケースが多く、できていない状態で設定されたKPIだと上手くいかないケースが多い」と、自身の経験を交えて語りました。

その他、参加者からは「オリエンシート以上の情報を広告主に語ってもらうためのコミュニケーションのコツは何か」「広告会社と理想的なパートナーシップを築いて成果をあげている企業事例を教えてほしい」など、さまざまな質問が寄せられました。

BMCは、コミュニティメンバーの領域横断的な知見の交流を生み出すとともに、活動を通じてボーダレスなマーケティングの実現に向けた知見を創出し、それを発信していくことで、マーケティング業界の発展に貢献してまいります。

■開催概要

・開催日時:2022年7月27日(水)18時00分~19時30分
・開催場所:オンライン開催
・参加費:無料
・セミナープログラム
  18:00-18:10 オープニング
  18:10-18:55 【第1部】セミナー(基調講演)
        「マーケティングを成功に導くための広告会社との理想的なパートナーシップの築き方」
  18:55-19:25 【第2部】ラボ
        ※質疑応答・意見交換を行いながら、テーマに関する実践的な知見を一緒に創造します
  19:25-19:30 閉会

■登壇者紹介

三神 正樹 氏

元 博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ 常務執行役員、​
C Channel株式会社 社外取締役、データビズラボ株式会社 社外取締役

1982年博報堂入社。事業開発部門、プロモーション部門にてテクノロジー系得意先を担当。1995年にインターネット組織「博報堂電脳体」に創設メンバーとして参画。​
2010年執行役員エンゲージメントビジネスユニット長。2016年博報堂および博報堂DYメディアパートナーズ常務執行役員として博報堂グループのデジタルマーケティング、インターネットビジネスを統括。2021年両社役員を退任。

三神正樹氏

笠松 良彦 氏

株式会社イグナイト 代表取締役社長 Executive Producer

NEC、博報堂、電通を経て、電通/リクルートのジョイントベンチャーであるMedia Shakersを起業し、2010年igniteを設立。
コミュニケーション領域全ての統合プロデューサー集団ignite代表。
クライアント課題の解決を最優先とし、エージェンシーニュートラルなベストチームを組織するスタイルを展開している。

笠松良彦氏

戸練 直木 氏

カゼプロ株式会社 代表取締役

1986年 第一企画株式会社(現アサツーディ・ケイ) 入社。2004年 10月に退社し、同年11月、リアルタイムクリエイティブエージェンシー「風とバラッド」の設立に参加。2006年12月 広告営業とグラフィックデザイナーが融合した新会社「カゼプロ株式会社」を設立。「50のキーワードで知る 勝てる広告営業」「わかる 広告営業マニュアル」など広告営業にまつわる著書やセミナーも多数てがける。

戸練直木氏
■入会申請フォーム

※BORDERLESS MARKETING COMMUNITYは、会員限定のコミュニティです。
※今後ご参加をご希望の方は、下記より入会申請をお願いします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdYtqHEPuj5sm9yBynxAANRDjQegrMRrXZxAhDSUIA2Vrn_iA/viewform

■会員募集条件

(1)マーケティングに関わる業務に従事されているプロフェッショナルの方
 ※専門横断的な交流を図るコミュニティのため、広告主・広告会社・メディア・クリエイターなど、専門領域は問いません。
(2)BORDERLESS MARKETING の考え方に共感される方、実践したい方

■コミュニティ概要

名称:BORDERLESS MARKETING COMMUNITY(ボーターレス マーケティング コミュニティ)
理事:黒崎 太郎 氏(日本テレビ放送網株式会社 取締役 執行役員 営業担当データマネジメント室長)
   佐々木 丈也 氏(三井住友カード株式会社 常務執行役員 マーケティング本部長)
   戸練 直木 氏(カゼプロ株式会社 代表取締役)
   手島 領 氏(螢光TOKYO/DESIGN BOY クリエイティブディレクター)
   星野 崇宏 氏(慶應義塾大学 経済学部 教授 / 慶應義塾大学経済研究所 所長)
   平尾 喜昭 氏(株式会社サイカ 代表取締役CEO)      
設立 :2022年2月
会費 :入会金・年会費とも無料
Web https://borderless-mc.jp/